神秘の極相林に囲まれた「浅間神社」千葉県松戸市
千葉に住んでいる友人の家へ久しぶりに遊びに行ってきました。
その日は天気が良かったので、近所を一緒に散歩して日頃の運動不足を解消することに。
風が少し強かったのですが5月の丁度よい日差しと、カラリとした気候は心も身体もリフレッシュさせてくれます。
20分ほど歩いたところで「浅間神社」という白くて大きめの看板が目に留まりました。
私がパワースポット好きだと知っている友人が気をきかせて「参拝してみる?」と聞いてくれます。
初めて訪れる神社に期待が高まり、私も二つ返事で行ってみることにしました。
ここからは後で調べた情報とともに、浅間神社のご紹介をしていきます。
「浅間神社」の創建は1647年、江戸時代前期の正保4年と伝承されています。
写真のように高い樹木が生い繁ってるのですが、こちらは千葉県の指定天然記念物である極相林です。
樹木の多くがヤブニッケイで、その他はツバキ、タブノキ、ムクノキといった原生林が残っている状態です。
「極相林(きょくそうりん)」とは森林の最終段階を表す言葉だそうです。
もともとは何も生えておらず決して肥沃ではない土地に苔が生息し、長い年月をかけて世代交代し淘汰されながら、その地に適応する木だけが残り安定した状態となった森林のこと。
何もない痩せた土地からここまで成長するまで、いったいどのくらい気の遠くなる月日が流れたのでしょう。
想像するだけで自然の力強く偉大なパワーを感じ、普段の悩みがちっぽけに思えてきます。
鳥居をくぐると長い階段が立ちはだかりました。
予想外の光景に圧倒されてしまいましたが「浅間神社」はそもそも富士山をご神体として信仰する神社。
こちらの「浅間神社」も標高28mの山丘にあり富士山の登頂を彷彿させます
階段には「1合目」と刻まれた合目石が左右にあるので、見ながら階段を登り頂上を目指します。
日ごろの運動不足がたたって息が切れてきたところで、ようやく神社が見えてきました。
御祭神は「木花之開耶姫命」
御利益は「安産、子育て、武運長久、勝運」
今日は風が強かったので時々極相林が大きく風になびき、自然の勢いを肌で感じました。
もし風がなければ外と遮断させた静かな神社だと想像できます。
厳粛な雰囲気が漂うなか背筋が伸ばし、家族の健康を参拝させて頂きました。
立派なご神木も階段の途中にありました。
来てよかったねと話しながら私たちが階段を下っていると、親子(お父さんと小さい男の子)が丁度階段を登ってくるところでした。
地元の皆さんに親しまれている神社で、きっと近所のお子さんの遊び場にもなっているのでしょうね。
決して有名ではないのですが自然と共に共存する、スピリチュアルパワーが溢れたとても素晴らしい神社でした。